こころ曇る日 ミシン カタカタ
今日は、昔話ふうに、まいりたいと思います。
あるところに、一人のおばあさんがおりました。(^_-)-☆
おばあさんは、おじいさんと一緒に、孫娘を二人、育てていました。
70歳を過ぎたふたりには、なかなかきつい時もあるようでした。
・・・☆・・・
昨夕は何かあったようで、(-_-;)
おばあさんは、少し寂しそうでした。
今の世の中は、子どもが、恐ろしい犯罪や事故に
巻き込まれる不安から、逃れられない時代ですから、
ふたりの年寄りの心配も大変なものなのでした。
昨夕、おじいさんは、
遊びに出かけた下の孫娘の帰りが遅いと言って
「をしろ」とおばあさんを、急きたてました。
「信じて待ちましょう」と、おばあさんは言いました。
お友だちのお母さんが、で家まで、
送ってくれることになっていたからです。
そうこうしているうちに、孫娘は無事送ってもらって帰宅しました。
でも、おじいさんは、その後も、ますます不機嫌になりました。
おばあさんの「信じて待ちましょう」が、
癪にさわったのでしょうか?
おじいさんの言う通り、
電話すればよかったのでしょうか?
・・・☆・・・
夜遅く、おばあさんは、一人お風呂の中で考えました。
孫を育てていなかったら、
こんな思いはしなかっただろうか?
いや、そんなことはあるまい。
わかりあえない事は、やっぱりあるに違いない。
人は、みな、ひとりなのだ。
こころの奥に積もる思いがあるに違いないのだ。
・・・☆・・・
と、いうような一夜があけて、
おばあさんは、元気を出してミシンで早縫いすることにしました。
そして、ミシンも、カタカタと、調子良い音をたてておりました。
まるで「おばあさん、頑張れ」と言いたげに・・・
※古傘バッグの縫い方は、ほどいた布の頂上を、6センチくらいカットして、4枚分を、上下を互い違いにはぎ合わせて筒状にし、底を縫い合わせ、袋の入れ口に持ち手を仮付けしてから、三つ折にして縫います。
お読み頂きありがとうございました。
早すぎた寒さがゆるんで、ほっとしています。
でも、お互いに気をつけてまいりましょうね。
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コメント
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ああ、私もよく思うのです。
人は結局一人だと。冷たい意味ではなく、投げやりでもなく、
最後は自分ひとりだからしっかりしよう、という意味で。
もちろん愛する家族や親しい友達がいるから思えるのですけれど。
楽しいことと辛いことが両方あって豊かな人生ですものね。
なんて、生意気なことを失礼いたしました。
ちなみに私も信じて待つ方ですよ。
内心は不安でいっぱいでも。
投稿: ふじこ | 2008年11月11日 (火) 14時32分
ふじこさん、こんにちは。

行こうではないかという思い。
心にしみるコメント、嬉しく頂戴しました。
本当におっしゃるとおりです。
投げやりでも、冷たい意味でもなく、
一人だから、しっかりしなくては・・・です。
そして、あのひとも、このひとも、ひとりなのだという思い。
みんな別々だけど、しっかりして
日々の、何でもない暮らしの中で、そう思いますね。
投稿: ウッシー | 2008年11月11日 (火) 15時06分
ウッシーさま、こんにちは!
まあ、素敵なエコバッグ
そんなことしたら雨が漏る
」と思ったのでした。
ですね。(慌て者です
)
質問です。くるりと止めるベルト部分は傘についていた位置のままを利用されているのですか?3枚ハギの中央上部に持ってくるのですね

マチ針の写真を見て「え
よく考えたら、傘を縫っているのではなく、元傘ですし、縫いしろですから大丈夫
よく考えてありますネ
作ってみたいですが、古傘がありません…。
あ
知り合いで、折り畳み傘の最初の折り目をず~っとそのまま維持して畳むという女性がいました。几帳面なのでしょうが、折山が集中的に傷むかもしれません。どっちがよりエコか
永遠のナゾです。
投稿: gardenview(大矢) | 2008年11月11日 (火) 16時30分
縁あって一緒になった相手ですが、
こんな考え方するんや・・とかなんか違うって心が冷たくなったり
最近夫婦は個と個であるとしみじみしていたところです。
例えば自分の親に対する温度差とか子どもに関する許容の範囲とか、
一緒であるはずがないのですよね。
個と個であると思えばひとりとひとりと思えば
許し合うとかわかり合うとかできるのかもしれません。
相手が不機嫌なときはさっさとお風呂にはいって寝てしまいます。
そして早起き、めちゃくちゃ早起きして縫ったり編んだり。
針仕事があってよかったって思います。
投稿: なあさん | 2008年11月11日 (火) 16時38分
男はずるいです。夫もよく心配して電話かけろのなんのと・・・心配なら自分でかけろ!です。不安のうちは妻に当たって、当人が無事に帰って顔を見れば、もう文句もいいません。アハハ昔のことを思い出しましたよ。でも昔よりもっとひどい世の中ですから・・ジイチャンの心配も無理もないのかな・・・
心配になるのですが・・・そんなにエコバックや色々の袋類を作って差し上げる人がいるのですか?みんなバザーに出すのですか?
私は一つあると永遠にそれですまそうとするタイプです。><;;
投稿: oss102 | 2008年11月11日 (火) 16時50分
ウッシーさん、お久しぶりです♪
段々と寒くなってきましたね。
ウッシーさんの心の中にも、寒~い風が吹き抜けていったのでしょうか。
家族というものは、時には心が穏やかでなくなる時もありますよね。
でも、やっぱり家族。
泣きたくなったり 怒ったり 笑い転げたり・・・
生活を共にする家族がいてこそです。
そんなウッシーさんは「幸せ」だと私は思うんです。 生意気!(笑)
↑
↑
折り畳み傘、最初の折り目通りに畳んでますっ! (笑)
投稿: ミセスT | 2008年11月11日 (火) 17時19分
こんばんは
わたしは「夫」というものを亡くしてもう15年になります。
だから、こういう話題だとふと考えるのですね。
さて、あの方はどんなだったかしら。。
ご主人様も一緒に心配して下さるのだから、方法は違っても
それはそれで良いことだと思われますよ。
心が静けさを求める日って誰にでもあります。
自分では精一杯にやったつもりが仇になったりするとき。
うろたえたり、胸の動機が早くなったりします。
そんなときは数を数えます。ひとつ、ふたつ、、、
取り返しのつかないことを口走らないように。
自分で自分の心を運転しながら、日々生きるのですね、みんな。
投稿: ねじっこ | 2008年11月11日 (火) 17時45分
私、思うんですけど、
「早く迎えに行け」というおじいちゃんと、「いや、信じてもう少し待ちましょう」というおばあちゃんがいるから、いいんだと思うんです。
どちらかが、怒り役、どちらかがなだめ役、そういう二人に見守られて、バランスのよい育児になるんじゃないかな・・って思います。
意見の違いは仲の悪さじゃなくて、お孫さんにとっては、両方の違う意見の存在があるから、いいんじゃないのかな・・・って思います。
お二人のもとで、きっとすばらしいレディーに成長すること間違いないと思います。(* ̄ー ̄*)
投稿: mirai | 2008年11月11日 (火) 19時01分
gardennview(大矢)様、こんばんは。

実は先日、古傘を2本捨てました。
ピンクの子ども傘です。ピンクの手提げはいらないし、
もう、古傘バッグも飽きたのでね。
この手提げが最後です。(本当はもう1枚分布がありますが)
作るもたのし、捨てるもまたたのしです。
投稿: ウッシー | 2008年11月11日 (火) 21時26分
なあさんさん、こんばんは。
私も、縫い物があって良かったです。
何もなかったらたまらなかったでしょう。
私と同じ年で、病気で入院している人もいます。
旦那さん、亡くしてる人もいます。
ひとそれぞれの人生ですね。
人とは比べることは出来ません。
自分の心のことは、自分で何とかしなくてはなりません。
今夜は踊りの合同練習でした。
ぎりぎりまで、訓練されます。
今夜は、師匠の厳しさがありがたかったです。
今の私は打たれ強いからです。(笑)
投稿: ウッシー | 2008年11月11日 (火) 21時36分
oss102さん、こんばんは。
電話、自分でしてほしかったですね。
しないのは、しにくいからでしょうね。(笑)
今はどこの親も助け合って、真剣に子供を守っています。
それがわかっているので、おばあさんは、待っていたのですね。
古傘バッグはこれで5枚目です。
もう、限界ですね。
けれどもこの人は、縫い物がブログダネなんですわ。
写真も下手だし、俳句も駄目、
ワンコもニャンコもいないし・・・
ペットの代わりだと思って、勘弁したって下さい。アハハ
投稿: ウッシー | 2008年11月11日 (火) 22時04分
ミセスTさん、こんばんは。

昔話をお読みくださいまして・・・
この、おばあさんも、よくわかっているんだと思いますよ。
わかっちゃいるけど「うるさいな」
と言いたい時もあるのでしょうね。
それに、本人は胃が痛くなるようなことを、
必死で面白く書こうとしてる面もあるみたいですね。
ま、ご苦労なことですねぇ。
古傘バッグなども何枚も作ったりしましてねぇ。(笑)
これが最後だなどと言っていますが、
果たしてどうでしょうか?
投稿: ウッシー | 2008年11月11日 (火) 22時17分
ねじっこさん、こんばんは。
私の友達も、一人になったひとは、
「大事にしなさいよ」と言ってくれますね。
その通りだと思います。
この、おじいさん、心配で心配でたまらんのでしょうね。
でも、おばあさんだって、心配じゃない筈がないです。
じっと我慢して待っていたのです。
この、おばあさんが、おじいさんで、
おじいさんが、おばあさんだったら、まだよかったのかも・・・
だって、この、おばあさんは、可愛く見えないじゃありませんか!
だから、おじいさんは、不機嫌になったんだと思うんですよ。
そして、おばあさんは、本当は可愛いおばあさんでいたかったと、
思ってるんじゃないでしょうか?
え?昔話はもっと素直に読むべきですか?
すいません。余分なことまで読み取ってしまいました。
投稿: ウッシー | 2008年11月11日 (火) 22時33分
miraiさん、こんばんは
善意にあふれる解釈、本当にありがとうございます。
孫は何にも悪くないのですよね。
じゃ、おじいさんが悪いかと言うと、そうでもない。
おばあさんも、本当のこと言っただけ。
でも、ややこしくなるんですねぇ、世の中は・・・
くたびれますねぇ、本当に・・・
でも、おばあさんは、縫い物に助けられ、
厳しい踊りの訓練に助けられ、幸せな人だと思います。
じっと、家で何にもしないでいたら、
鬼顔婆さんになってたでしょうねぇ。
おじいさんには縫い物がないし、踊りもないから、
人さんのお世話でなにやら歩き回っていましたが、
おじいさんも、発散して助かったでしょうか?
投稿: ウッシー | 2008年11月11日 (火) 22時43分
ウッシーさん、 こんにちわ。
拝読していて まるで我が家の様子を見られてる様な気がしました。 (苦笑)
我が亭主は とっても古いタイプの人で、 娘の着る物、 帰宅時間、 交友関係・・・それはそれは気にする人なんです。
勿論 愛情から出る心配とは分かっていても 娘が窒息しそうな気になることも 母としては分かる気がするんです。
間に立って 悩んだり 凹んだりしてる私なんですよ。
私たちも子供たちと年齢の開きがあるので 時代に付いていけない面もあるんでしょうけど、 難しいですね、 子供をこの時代に育てるって・・・。
喜びもありますから、 頑張りましょうね~♪
投稿: モナカ | 2008年11月12日 (水) 04時58分
おはようございます。
関東は今日も寒いです。
過干渉ではないし当然の心配ですよね。ご主人は。
男親は子供たちの生活に詳しく?ありませんし、女親は
子供やその周辺とも、阿吽の呼吸がありますからね。
微笑ましいとも取れるよくある光景です。が、その時は
ウッシーさんにはストレスになりますね。それでミシン・・。
上手にコントロールなさっていらっしゃいます(笑)
お陰でエコバッグの誕生!チェックが活きていますね。
考えると我が家の古傘は色や柄がバッグには向いていません。
女の子が使う傘はかわいいのですね。傘に限らずあちこちに
かわいらしいものがある筈(笑)羨ましいです。
投稿: ラベンダー | 2008年11月12日 (水) 09時14分
モナカさん、お早うございます。
いま、ブログにお邪魔してきました。
凄いお庭の紅葉、そして落ち葉に感動しています。
男の人は、世間のことよくわからずに、
心配ばかりして、かわいそうですねぇ。
同情するべきなのですねぇ。
恨んだり、うるさがったりしては、いけませんねぇ。
でも、時々くたびれますゥ。
ああ、モナカ邸の紅葉が、今も、
私の心いっぱいに広がっていますよ~
投稿: ウッシー | 2008年11月12日 (水) 09時53分
ラベンダーさん、お早うございます。
心配な世の中ですから、
無理もないのですよねぇ。
あっちの気持ちは、よくわかっていま~す。
と、おばあさんは、言っておりました。(笑)
ぺらぺらの、エコバッグですが、結構便利に使えます。
コンビに行く時もこれを持参して、買ったものを、
「これに入れてください」って、言って入れてもらいます。
ねーさん孫の傘だったので、こういう柄なのです。
こういうのだったら、人さんにあげてもいいですねぇ。
投稿: ウッシー | 2008年11月12日 (水) 09時59分
少し夜が遅くなると心配ですよね~。
こんなご時世なのでなおの事。
あるところの、このご夫婦も、
可愛いお孫さんのことなので、随分心配されたのでしょう。
我が家も一緒です。
ウッシーさん、このご夫妻にお伝えください。
「お身体無理なさらないように」と^^。
投稿: shizuo | 2008年11月12日 (水) 18時28分
shizuoさん、こんばんは。
本当に心配な世の中ですね。
身体に無理をしないように、
この、おじいさんと、おばあさんに伝えます。
お心遣い、本当にありがとうございます。m(__)m
投稿: ウッシー | 2008年11月12日 (水) 19時53分
お孫さんのパジャマで携帯ケースやビニール傘の
忙しい合間に踊りもこなしてはるんですね・・・頼もしいですやんね
ウチの母も足を悪くするまで新舞踊や民謡を習っていて若い方よりは懸命にお稽古に行き会にも出て私が母の晴れ姿の写真を撮っていたのを思い出しますわ
話はそれましたけど・・・ウッシーさんのブログはついつい読み進みたくなってしまう不思議な何かがありますね
人生経験が豊富(失礼な言い方かもスンマセン)なせいでしょうか?
多くの方々そに出会われておられるせいでしょうか?
それだけではありませんよね。
きっとどんな事も正面から見てそれでいて脇からも見える眼力とそれを伝えられる文章の「力」があるんやな~って思いました
投稿: じの | 2008年11月12日 (水) 23時26分
じのさん、こんばんは。

お母さま、踊りしていらっしゃったんですね。
私はスポーツのかわりにしてきたんですわ。
会に出るとなると、特訓が始まりましてねぇ。
苦しいけど、終わった後のほっとした気持ちがたまりません。
そして、自分の踊りを反省するから、いいんだと思います。
ちっちゃいちっちゃい自分がいます。
無力で、あわてんぼの・・・
追いかけても追いかけても、上手になんかなれないのです。
だから、頑張れるのでしょうねぇ。
投稿: ウッシー | 2008年11月13日 (木) 20時29分