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2013年8月10日 (土)

抜け殻ではなかった

昨日は朝のうちに実家に母を訪ねました。


Photo_2ベッドの上の母は至極元気で、全然しみもない色白の顔で私を迎えてくれました。
11月に99歳になる母の認知症は進んでいましたが、私のことはわかっていました。
(この記事ではっきり書きますが)6月に私が持病の痔の根治手術を受けたと言うと、驚いていました。
私の父は生涯痔持ちだったので、母は「似たんやなあ、似なくて良いことは似て…」と苦笑しました。
母が最も驚いたのは、私が来月には満76歳になると言った時です。
「76!76!76!」と繰り返すのでした。
その他のことは、あまり話がかみ合わず、以前母から聞いた母の子ども時代のことを話題にしても弱い反応しかありませんでした。


ただ、私の胸に突き刺さるようなことを母は言いました。
「あんたは忙しいんやから、もう帰ってもええよ。帰ってお父さんのこと見たって…」
私は今まで、ゆっくりと母と過ごすことがありませんでした。
私は他所に行った娘、他所の家を背負ったままやって来て、やがてそそくさと帰って行く娘だったのです。
今ではもう、孫姉妹も大きくなり忙しくはないけれど、母の目には以前と同じ「そそくさ娘」でしかなかったのでした。


私は切なくて涙が出そうになりましたが、安心もしました。
母は大方のことは忘れてしまったけれど、母自身の人生の全体像といえるようなもの、自分の周囲の者たちの立場を、大まかに把握している。
母は抜け殻ではなく、ずっと母のままなのでした。


゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

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母を思う」カテゴリの記事

コメント

ウッシーさん、こんにちは

読んでいてぐっとこみ上げました。そうして人は生き、逝くのでしょうか・・・
いつかは年老いて行く道です。でもどこへ行くかと知っていることは感謝です。
とても考えさせられました!!

dorucasuさん、こんにちは。
私もしみじみと我が行く末を思いました。
できることなら、忘れたくないものです。
自分が神に招かれ、神に従って歩いたことだけは。
でも、それも忘れてもいいのですね。
もう、私は救われているのですから。

ウッシーさん
お母様99才、私の母は90才。
どこの親もいつまでたっても高齢になった子供の事を心配するんですね。
私の母も妹との介護交替の後、妹の〇〇が帰ったからって言うと
そうだったっけ~と言葉が返ってくるのです。
2日も一緒にいたのに~あれぇって思う事がしばしばです。
じゃぁ~私が帰った後ももしかしてそうなのかも知れないと思った。
でも帰る時には〇○ちゃん(夫)によろしく!色々ありがとうね。
車気をつけて帰ってねと帰り際になると忘れずに言ってくれるのだ。
交替前が誰だか忘れた「そうだっけ」とは別の
自分の子供に対して母親としての自然な思いなのだろう。
もし自分が90才過ぎまで元気でいたら子供に気遣い出来る
言葉が出るのかと思うと自信がありません。

こんにちは、お母様この暑さの中お元気そうでよかったですね。 76歳で親がいるというのはもとてもうらやましがられることと思います。 あともう少しで100歳ですね、ほんとすごいですね。  99歳で回りの人たちの事をおおまかに把握できているのならば、すごいと思いますよ。  

丘の家さん、こんにちは。
私も自信がありませんが、それは授かりのような物でしょうね。
丘の家さんのお母様もすばらしいです。

ひとみんさん、こんにちは。
すごいと言えるのかも知れませんね。
人間ってすごいですね。
99歳もすごいです。

ウッシーさん こんにちは、

猛暑が続く中体調の方はいかがですか ?
この暑い日々の中で、お母さまのお元気なこと、何より有難いことですね。
ご高齢でもお話が出来ることもうれしいですね~

母は私が51歳の時になくなりました。 外国に居ると今のように電話で話も自由に
出来なかったものです。今でも母のことを思うと涙がこみ上げてきます。
母はいくつになっても"お母さん"であり、子供の年迄は想いがいかないのでしよう


かね~ 99歳にもなられると、神仏に近いお心になられるのでしょうか。

Nonちゃんさん、こんにちは。
とっても暑いです。
親不孝者で、近くにいるのに度々とは訪ねて行かず反省しています。

将来の自分のことはわかりません。
わからないから生きられるのでしょうね。

ウッシ-さん 今晩は~ お母さま、お元気でお過ごしで何よりですね。

私も嫁した娘なのでお気持ち良く解ります。 私の母は、私が46歳の時80歳で亡くなりましたが娘に残した最後の言葉が「また元気な姿で会おうね」でした。 母の愛は全て善です。ですから夢の中で母と会っていろいろ、勇気を得てます。 30年間同居した姑もそうです。
 いつも思うのですがウッシーさんのお孫さんたちのお母様は舅、姑さんに感謝してらっしゃることでしょうね!
 

書き過ぎてごめんなさい!
  暑いですね! とうとう私の住む町は気温40度を超えましたよ。家の中は煮え返りそうです。 ですから朝4時に洗濯機を回し、朝日が出る前に洗濯物を干し、庭の水撒きし、
後は、家の中へ、今日は、午前中からクーラーを付けて、夜中にク-ラを消し階下で寝ます。 昼寝をしてね!いつまでこの暑さ続くのでしょう~ 涼しいのは高山か北海道かな~ 

オンチさん、こんばんは。
今日は朝から1室だけエアコンをつけて暑さを避けていました。
用事で他の部屋に行くと、もうっとした熱気がたちこめていました。
そういう部屋では扇風機の風も熱風です。

子どもを育てるのは大変ですね。
高校になっても、怪我をしたり、目がひりひりするとかで眼科に連れて行ったり、部活の合間を見て美容室にカットの予約をしてやったり…気の休まる時がありませんね。
頂いたコメントのお返事になっていませんが、ちょっと愚痴を書かせて頂きました。
お許しになってくださいね。

そうですね。人間いつか抜け殻のようになる時がくるのでしょうね。
お母様長生きされるようにお祈りします。自宅介護立派だと思います。

こんばんは
ウッシーさんのお歳でお母様がご存命で
羨ましい限りです、私も今、母が元気で生きて
いてくれたなら、どんなに嬉しい事でしょう
色々な話いっぱいしたいです。
子育ては本当に大変です、ウッシーさんは
本当に偉いとしか言いようがありません、
孫の両親が働いている為、生まれた時から
夕方まで見て、今は小学生になったけれど
長い夏休みも昼ご飯の心配をしなくては
主人と二人なら簡単に済ませるものを
贅沢ばかり言って、ついグチになって
しまいます、でも可愛いから出来るんですね。

ウッシーさん、はじめまして。
私もつい最近義母のことをブログに書きました。
そのことを、伏せたままではどうしても自分の気持ちを書くことができず
ずっと更新が滞っていました。
ウッシーさんのように愛情を持ってさらっと書きたいと思います。
義母は89歳です。

ほんとに毎日暑いですから体調に気をつけてお過ごしくださいね。

ウッシーさんが、優しくて可愛らしいお母様の事を書かれると
いつも胸が熱くなります。
それぞれの母親と娘の関係がありますから、
私の母はね・・・とウッシーさんに話したくなるのです。

猛暑というか、極暑、超暑というか(^^;)
くれぐれもお身体ご自愛くださいませね。
お昼寝、お昼寝ですよ。

しらすぼしさん、弟が頑張って介護してくれています。
デイサービス、ショートステイを利用させてもらっています。

忘れな草さん、上の孫は時々言います。
じいちゃんばあちゃんがいなかったら、私らは施設で育てられただろうって。
父親だけではとても無理だったとわかるのでしょう。

孫育てと言う事業は、天から降ってきたようなものです。
だから、できるだけのことはします。

初めまして♪
時折読ませていただいてます。。

お母さまのお子さんであるウッシーさんへの温かく細やかなお気持ち。。
そしてウッシーさんのお母さまへの優しさ溢れるお気持ち。。
思わず胸が熱くなり涙がこぼれます。

今日も朝から暑いですね・・
どうぞお身体をくれぐれもご自愛くださいますように。
またお邪魔させてくださいね♪

うっちいままさん、はじめまして。
ブログをおたずねして来ました。
母のこと、弟のことに思いを馳せながら読ませて頂き
(8月6日の)記事にコメント書き込みさせて頂きました。
お身体大切になさってくださいね。

nekomamaさん、暑いことですねえ。
母は介護する弟にはわがまましたり、意地をはったりしているのを、私は知っています。
私や叔母には良いとこを見せようとしていることも。
私は、手を汚さず、いいとこ取りをしている身です。

私がこころがけていること。
 弟によけいな口出しをしない。
 弟嫁を労う。
 母に直接食べ物をあげない。

それぞれの立場がありますねえ。
ただひとつ、これは間違いないのは、母が自分の長生きを悔やみ、家族に迷惑をかけていると思い続けていることです。
 

おさんぽさん、はじめまして。
毎日暑いですね。
母が元気なころは、よく喧嘩もした母娘です。
母は、すっかり灰汁が抜けたように見えますが、弟にはどうなのでしょう。
私は少し離れているからやさしくできるのでしょうね。
誰もが年を取ります。
自分も老人ですが、もっと上の老人から学ぶことはたくさんありますね。
反面教師でもありますけど。(笑)

再度で済みません。
ウッシーさんの間違いのないという事について
私の母も倒れてちょうど1年になるのですが、自分の存在で
息子や娘達に色々負担をかけてると悩んでいます。
まだしっかりしているからこそですが~


丘の家さん、やはりそうですか。
母は、自分があの世に迎えられたら、誰もかもが楽になると言っています。
みんなが助かるのだけどと…。

私の母も3年前88歳で他界したのですが、兄が亡くなり8年くらい独居だったんです。
現役だったこともあり1月に1回位しか行ってやれなかったのですが、買い物、病院通い等は率先していっていました。忙しい時はタクシー使ってと言って済ませたりしていました。が癌が見つかり余命わずかと分かった時、どういう形で最期を迎えるかということを話し合いました。
施設、病院が嫌いだった母は、最後まで自宅での生活を希望しましたので、在宅介護で訪問介護、訪問看護、訪問医療と最後まで頑張りました。訪問ドクターがあとは病院にお願いしましょうと言われ病院に入院して2週間でした。
丁度2年前の夏は仕事を終え70キロを東名を飛ばして通う毎日でした。
お母さん、一人で行くのが心配だったら、16日にみんなと一緒に行ってもらったらと、話せなくなった母に声かけました。
すると、お盆の送り火を焚き終わった8時30分頃旅立ちました。
一人暮らしの母の形見にクラシックからポピュラーまでのたくさんのCDとCDコンポがあります。
一人で音楽を聴くことを毎日の生活の支えに生きていたかと思うと、最近音楽を聴く気持ちになりません。
私たちが若い時聞いていたような曲もあります。きっと昔の思い出の中に生きていたのだと思います。
この年は、夫を急性大動脈解離で亡くし半年後に母を肺がんで送り、それも現役中だったので仕事を放り投げるわけも行かず、最後を迎えた彼らをちゃんと送ることが出来たのかと後悔が残ります。

ロックジュニアママ さん、こんばんは。
コメント、心にしみました。
ほんとうに大変だったのですね。
私はまだまだ苦労が足りませんね。

猛暑ですから、お互いに気を付けてまいりましょう。

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