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2015年1月31日 (土)

二月のうた

吉野弘の詩集の中にありました。

 二月の小舟

冬を運び出すにしては

小さすぎる舟です。


春を運びこむにしても

小さすぎる舟です。


ですから、時間が掛かるでしょう

冬が春になるまでは。


川の胸乳(むなじ)がふくらむまでは

まだまだ、時間が掛かるでしょう。

      (吉野弘詩集 四季…春 から)



高2孫のかりんの誕生日が近づいています。
二月は、かりんが生まれ、かりんと姉さんを残して母親が死んだ月です。
幼かった頃、かりんは言いました。

「お母さんのいる家に生まれたかったよ」

あれはたしか、私が「人生に疲れたよ」と愚痴った時、かりんが「わたしも」と言ったので「あんたはまだ5年しか生きていない」とたしなめた私に向かって言ったのでした。
もの心ついたら、母のいない家だったのだから、無理もないと思います。




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それ以前であったか後であったか、かりんは亡き母にあてた手紙を、白木の御霊屋(仏教では仏壇)の引き出しにしのばせてありました。

「しんでもげんきでね」

これには泣き笑いさせられました。
この手紙はかりんに取り上げられ、今は行方不明です。

かりんは母のいない家で17年生きてきました。
今日は一月最後の土曜日ですが、登校して模試を受けます。
いつものように、お弁当とレンジで温めた麦茶を持って出かけて行きました。



私にとって、二月はかなしい思い出を運んでくる小舟です。
けれどもまた、希望も運んで来てくれる小舟だと思っています。


(画像は私が色を塗った、蔦谷喜一のぬり絵です。)


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コメント

お孫様のお母様に宛てた手紙には目が潤みました。

ウッシー様には大変な人生だったでしょうが
お孫様たちにとっては実の祖父母に育てて
頂いたのはとても幸せだったと思います。

私の従姉は母の記憶は全くなく父親は後妻を貰い
その人との間に3人の子供が生まれました。

当然先妻の子供は邪魔者扱い、目の敵となりました。

私の母は従姉が我が家に来ると母がいない子は可哀想と
いつでも厭な顔をしないで迎えておりました。

皆それぞれの家庭で色々な経験をしているのですね。

1月も今日で終わりです。
どうぞ寒い冬、お元気でお過ごしください。

ほたるさん、こんにちは。

寒い土曜日、今日で1月が終りますね。
私はまさか自分の孫がこういう人生を歩むことになろうとは予想もしていませんでした。
いろいろな人生がありますね。
何も言うことなし、の幸せな人は私の周りにはいません。
今日一日を元気に過ごしたいと思います。

ウッシーさん こんにちは、

寒中の二月はいろんな思いがおありなのですねえ。
小さな乳飲み子を置いて旅立つ人の辛さ、それを側で看取る方
どちらも胸に込み上げてくるものがあります。

塗り絵の べんきょうのシーズンはかりん孫さんを思い乍ら
色づけをされたのでしょうか。
ウッシーさんご夫妻17年の重み・・・
寒さにお気をつけて過ごされますよう

しおかぜさん、コメントいつもありがとうございます。
冷たいことこの上なしの風が吹いています。
「やっぱり夏がいいね」と話しています。
でも、この寒さを乗り越えないと春も来ませんね。

何もしなくても風邪を引かないだけでお金儲けだと思って、暖かくしています。

こんばんは  ウッシ-さん

寒い 冬には辛いお気持ちがおありだったのですね。
私にとって 一月は本当に長かったです。 いつまでも 華やいだ新年を祝う気持ちが
街の 人の  心にあってつらかったです。
でも つらいのは 私一人じゃないのですね。ただ 知り合いの人で 苦労が何もないと言われる方がみえます。  私から 見てもそうみえるんですが・・・
羨ましいと言っては おかしいですか。
寒さがきびしいです。 お気を付けて  

さくらママさん、おはようございます。
さくらママさんにとって、1月は長くつらい月だったのですね。
今朝は目覚めてすぐに、さくらママさんがペン習字を習い始められたことを、すばらしいなあと感動していました。
人は悲しみの中をも強く歩む力を与えられていることを、あらためて知らされる思いがしました。

何も苦労がなさそうな人は確かにいますね。
けれども、良いことも悪いことも長くは続かないのがこの世の常ではないかと私は思います。
板子一枚下地獄、と私の祖母は口癖のように言っていました。
幸せな時も慢心せず感謝して、不運に見舞われた時も希望を捨てずに生きられたらと思います。


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