もう学生ではない
この日記で「学生孫」と記してきた妹孫は、もう学生ではない。
明後日には、ある会社へ入社する。
過去1年間、この孫はほとんど家で私たち爺婆と過ごした。
学校の単位は3年間で取得、去年の4月、3社の就職試験に受かり、
5月にはその中の1社に入社が決まった。
それからは、時々ゼミとか卒論どうのこうので大学に行ったり、
土日の早朝アルバイトをする以外は家にいた。
生後2週間で母親と死別、爺婆を親代わりとしなければならなかった孫だ。
私たち爺婆は、この1年のほとんどを、
朝から晩まで孫と3人で過ごすことになろうとは思ってもいなかった。
孫とは口争いもしたし、(年寄りを馬鹿にして)と、じいさんが落ち込んだ日もあった。
しかし、今思えば何という恵まれた毎日であったことか。
私たち爺婆には、この孫が社会人として成長して行くであろう姿を、
それほど長い期間、見ることはできないという思いがある。
だからこそ、この1年間を孫といっしょに過ごせたことに深く感謝している。
去る27日、気がかりだったことの一つが解消した。
孫の入社予定の会社の、グループ全体の新入社員研修が、
新型コロナ感染拡大の影響で延期されることになった。
研修は、名古屋市で行われるということだったから、ひどく心配していた。
会社が、入社前に延期の旨を知らせてくれたことを、心からありがたく思っている。
桜の花が冷たい雨に打たれている。
コロナのニュースに怯える春になってしまったことが恨めしい。
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