入院騒動4 久しぶりの紙袋作り
月めくりカレンダーで、久しぶりに紙袋を作った。
1月から4月までの4か月分を2重に貼り合わせて、
丈夫な紙袋にした。
病院へ、じいさんの着替えを持って 行くために使いたい。
家にある紙袋は、大き過ぎや小さ過ぎで役に立たない。
28日は調子が少し良さそうで、向こうから電話がかかってきた。
翌日29日に病院に行くと伝えてあったので、
「来る時にカミソリと、髭剃りクリームを持ってきてくれ」
と、言われた。
私がひそかに待っていた、要求だった。
洗面台の鏡の前で歯磨きをするようになり、
髭の伸びた自分の顔を見たからだ。
その電話の後、すぐにまたかかってきて、
「爪楊枝も持ってきてほしい」と言う。
小さな進歩ではないか。
昨29日、洗濯したシャツなどや、電話で言われた物に加えて、
手帖とペンも届けた。
看護師さんからは、汚れたシャツと24日の朝刊、ラジオを受け取った。
点滴は6月1日まで続くということだった。
* * *
今朝は7時半に電話した。
いつも朝はあまり元気がない。
「ラジオは聞こえない、テレビを見る元気もない、
手帳にメモなど書く元気もない、新聞ももう要らない」
と言っていた。
洗面台までの2メートルを、点滴の棒を杖のようにして歩き、
歯を磨き、ひげをそり、顔を洗うという。
「かわいそうに!」と言ってしまったけど、
リハビリが始まっていることを知らされ、ほんの少しだけ希望が湧いた。
* * * * *
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