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2020年7月11日 (土)

神経過敏というのかピリピリして

今日のじいさんは威張ってはいない。
言葉少なで、じっと考え事をしていることが多い。
頼まれたものを持って行くと、黙って机をトントンと叩いてここに置けといわんばかり。

「家に帰って来たという実感が湧いて来た?」と聞いたら、
「ないのう」と言う返事。
私には理解できない心の状態なのだろう。

昨日じいさんが言っていたことを思い出す。
「いままで抑えつけられてきたから・・・」
病院の医師や看護師さんが、じいさんを抑えつけたとは思えない。
じいさんは、自分で自分を抑えつけて入院生活をして来たのだろう。
心も疲れ果てているのかも知れない。

退院の前日、入院費の概算を医事課に尋ねることになっていた。
電話をかけたら、今から計算して2時以降に電話をくれるということだった。
じいさんにメールで伝えると、じいさんは2時過ぎに電話をして来た。
「わかったか?」
「いえ、向こうから教えてくれるから待っているの」
「こっちから聞かなきゃだめだ、電話しなければ」

仕方なく電話をかけたら、席を外していた担当者が急いで戻ってきて電話に出てくれた。
「すいませんねえ、患者がせかしてくるもんですから」
と、笑って詫びたら担当者も笑って、大体の額を教えてくれた。
じいさんには、すぐに電話をしたが、(病人のくせに人を急かして)と腹が立った。
今思えば、病人だから待っていられなくて、急かして来たのだった。

じいさんは、もう寝ている。
じいさんにとって、明日はどういう日になるのだろう。
ピリピリは少しはましになるであろうか?
じいさんが、この家で穏やかに過ごせるまでには、まだ時間かかかりそう。

* * * * * 

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じいさんの闘病生活」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。
少し静かに距離を保つ方が良いかも知れませんね
確かに入院生活は押さえつけられてたという気持ちになると思いますよ、
看護師さんやドクター確かに親切ですがしょせん他人、
家族と生活してたようなわけにはいきません、
私も昨年歯茎の手術でわずか一週間の入院でしたが不自由で
今年はコロナの影響で面会もままならなかったですよね
考え方も少し変わられたかも・・・
ご自愛くださいね。

おてるさん、ありがとうございます。
私には想像もつかない入院生活だったことでしょうね。
それを思うと、何も言えなくなって、黙って受け止めるしかありませんね。

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