なまの会話が心に残る
昨日は、ある小さな勉強会に出席した。
始まる前に、通路を隔てた席にいたMさんと話した。
久しぶりの、生(なま)の会話だった。
Mさんが、猫を飼っていることを思い出したので、
「ネコちゃん元気にしてますか?」と尋ねたら、
今月の3日に亡くなったという。
Mさんはひとり暮らし、17年もいた猫は家族同様だったに違いない。
「名前は?」
「レモンちゃんやったの」
「女の子?」
「そうなんです。三毛の・・・」
「お姉さん、今でも来て下さるん?」
Mさんが寂しそうなので話題を替えたのだが・・・
「一日おきに来てくれるんですけど、レモンちゃんの物を全部捨ててしまうんで」
「思い出の物がいいろいろあるでしょうね、写真もいっぱい・・・」
「私はシャッターが押せないから・・・」
と言いながらもスマホの画像を見せて下さった。
Mさんは少し右手が不自由なのだった。
三毛猫と言っても白い毛がほとんどの、ふっくらしたレモンちゃん。
「最後は痩せ細ってしまって・・・」
「寂しいですよね、ペットロスに気を付けてね」
ネコの話をして悪かったなあ、と少し後悔しながら自分の事を話す。
「私が最後に飼った猫は、夜中に出て行ったきり帰って来なかったんです。行方不明は辛かった・・・」
乳牛のような白黒のネコだったから名前は「モウ」でした、とまでは話さなかった。
寂しい話題だったが、久しぶりのなまの会話は、心にしみた。
追記
なまの会話・・・もちろん二人ともマスクはしてました。
家族以外の人との接触を避け、挨拶以外は話もしないようにしていますので、
5~6分間の会話に生き返る思いがしました。
* * * * *
ゆっくり参加しています。
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コメント
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私の友人も先月、
20年近く生活を共にした愛猫を亡くしたとラインをくれました。
年に一度くらいしかやり取りのない友人ですが、
一人で抱えるには重すぎることなのだと思いました。
一人暮らしの彼女にとって、
おそらく家族…親兄弟より長い付き合いの猫だったのです。
どんな形の別れにせよ、
分かってくれるウッシーさんは、
Mさんにとって、とても貴重な存在だと思いました。
近所のイチゴ農家が売ってくれる、『冷凍ジャム用イチゴ』で、
3リットルのイチゴ酒が出来ました。
引き上げたイチゴはたっぷりのジャムになり、
一つで2度おいしい…。
真っ赤なイチゴ酒はすでに4分の1に…。
「赤い毒のおすそ分け」って、配りまくった結果です。
ミカン酒も柚子酒もおいしいけれど、
この夏はイチゴ酒のかき氷できめます!
投稿: おかか | 2021年6月14日 (月) 06時09分
おかかさん、赤い毒、素晴らしいですね。
皆さんに分けて上げるおかかさん、エライ!
私なら、一人で、ちびり、ちびり、かも知れませんよ。
今宵また ちびり ちびり♪
明日も たぶん ニヤリ ニヤリ♪
ちびり~ ちびり~ ちびり~♪
ニヤリ~ ニヤリ~ ニヤリ~♪
(今夜は水割りで出来上がっています)
投稿: ウッシー | 2021年6月14日 (月) 19時54分