カテゴリー「想い出」の4件の記事

2018年4月26日 (木)

遠い日のこと

私はぼうっとした子どもだったのかも知れない。
だから、子ども時代の思い出話なんかあまり書けない。
親に可愛がられているのか、そうでないのか考えたこともなかった。
親たちは忙しそうで、いつもいつも子どもの方ばかり向いていられなかっただろう。
戦時中は父は兵隊に駆り出され、
留守家族は命の危険にさらされた。
戦後の暮らしはどの家も貧しかった。
だから今でも親に対して、ああしてほしかった、こうしてもらいたかったとは思わない。

ただ、ちょっとしたことが、思い出になって残っている。
途中から雨になった日に、
母が学校に傘を届けに来てくれた。
母は深い紺色のワンピースを着ていた。
級友が「〇っちゃんのお母さんきれいや!」と言ったので照れくさかった。
戦後何年か経っていたのか、母はもんぺ姿ではなかったのだった。

もっと小さかった頃、体中に「できもの」が出来た私は、
弟とふたり、母に連れられてとある神社に参った。
ガランガランと鳴らした鈴の音が今も聞こえる気がする。
かなり遠方にある神社だと思っていたけど、
隣市にあるお稲荷だったとわかったのは、ずっと後になってからだ。

老年になった私は母に尋ねた。
「小さい時、◎といっしょにお宮さんに参ったよな?」
「あれは笠森さんや」と、母は答えた。
笠森は瘡守(かさもり)に通じて、瘡平癒から、皮膚病、梅毒に至るまで霊験があるとされた)
弟の◎は多分覚えてないだろうな。
あの子は小さかったもん。
おできは弟にうつされたと記憶している。
そして、弟よりも私の方が重症だったと。

 ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

けっこう書けたやん、
子どもの頃の思い出話。

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゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

 

2017年12月14日 (木)

あの頃この頃ころころりん 2 柳行李が宙を飛ぶ(+o+)

飛べ!シャツ、パンツ、ついでに行李も飛んで行け!

馬鹿馬鹿しいタイトルで書き出しました。(笑)
本当にあったことなんですけど、記憶はだいぶん薄れています。

ふた間続きの和室の向こう側の部屋に、我が家の男性が座っていました。
私は押し入れから、柳行李を出したところでした。
行李の蓋をあけ、中に入っていた下着の類を、男性の方にぽんぽんと放り投げます。
そしてついに行李まで投げつけます。annoy

私は怒りに怒っていました。
多分男性が、季節が変わろうとしているのに、下着類の入れ替えをしていないではないか、と、私を非難したのでしょう。
下の孫が生後4~5か月の初夏であったと思います。
「何よ、下着くらい自分で出したらどうなんや!」
と、私は叫んだような気がします。dash

部屋にはベビーベッドが置いてあり、その中に下の孫がいたはずです。
眠っていたのか起きていたのか、そんなことは憶えていません。
ただ、柳行李が宙を飛ぶなどという異常事態に、「あぶない!impact」という声が上がったのはたしかです。

直ぐ近くに哺乳瓶🍼でミルクを飲む赤んぼがいて、晩酌をbottle欠かせない爺さんがいる家が、可笑しくて仕方ありませんでした。
「何やこの変な家!」と、いっつも心の中でせせら笑っておりました。

行李が宙を飛んだ話は、後になって同級生に聞かせてやりました。
私が我慢強く、立派な人間のようにほめそやされたので、
「すごかったよォ~、行李を投げ飛ばしたんやから、馬鹿力が出たんやなあ」と笑い話にしてやりました。

ほんと、あの頃は力持ちだったんですよねえ、わたし。
今はもうヨボヨボで、手提げ袋さえ重たくて重たくて・・・sweat01

(変な記事なので、やっぱりコメント欄は閉じておきます。)

        smile smile smile smile smile

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2017年11月 4日 (土)

へこ帯ものがたり 2

結んでもらった記憶のない私のへこ帯は本絹です。
ところどころに虫食い穴があいています。
長い年月、衣装缶とかタンスの引き出しの奥で眠っていました。


P1160907_640x480_2

くすんだ色なので、今どきの子ども浴衣には似合いません。
時代遅れのへこ帯は、ただの古絹として捨てられるだけです。

そんなことになってはあんまりだ、何か作れないだろうかと考えました。
先ず作ってみたのは、幅17cm、長さ110cmのミニマフラーです。
首に巻き、ひと結びして無造作にブラウスやセーターの襟元に入れます。


P1160923_640x480

次に作ったのが、幅17cm、長さ155cmのマフラーです。
刺繍糸で、長さ5cmくらいのフリンジをつけました。


P1160924_640x480

古くても絹ですから軽くて暖かいマフラーになりました。
フリンジは、ひまひまに糸をほぐして細くしたいと思っています。


P1160925_640x480

まつわる思い出もない”元へこ帯”ですが、これからはこの身につけて、いっしょに思い出を作ることができたらと思います。
残り少ない人生だから、愉しいことが少しでもあるといいな。

愉しいこと、自分で見つけなければね。(終)

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2017年11月 3日 (金)

へこ帯ものがたり 1

老人ふたりの持ち物整理は、ずっと続いています。
先日見つかったのは、75年以上前の、子ども用のへこ帯です。
私には、このへこ帯を結んでもらった記憶はまったくありません。

P1160906_640x480

私が4歳の年に戦争が始まり、父はその半年前に召集され家にはいませんでした。
年寄りと女こどもだけの暮らしでしたから、浴衣にへこ帯で夕涼みをした思い出もありません。
戦地の父に送るため、家族写真を撮ったこともありましたが、和服など着る時代ではなくなっていました。

P1160907_640x480

小学2年の夏、戦争に負けました。
「満州」にいると聞かされていた父は、捕虜になり、2年後にやっと帰されました。
私は4年生になっていました。

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私が結婚したのは22歳、伊勢湾台風が襲った年でした。
夫の勤務地へ向った私の荷物の中に、このへこ帯はなかったと思います。
へこ帯は、実家の母のタンスにしまわれていたのでしょう。

へこ帯は、いつ私のもとにやって来たのでしょう。
私に娘が生まれた頃、母が送ってくれたのかもしれません。
長寿だった母も、3年前に亡くなり、確かめるすべもありません。(つづく)

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